今回は世の中の若年層、特に20代のお金に関する実態をご紹介します。
この記事はこんな疑問を解決!
✔ どれくらいの人が貯金・投資をしている?
✔ 世間の20代の資産額は?
✔ どんな人が資産を多く持ってる?
結論から述べると、世の中の20代は想像以上にお金を持っていません。
実際の自分の状況と照らし合わせて、是非お金の貯め方・使い方を見直すきっかけにしてください。
それでは20代のお金に関する実態を見ていきましょう。
20代の預貯金・投資の現状
社会の20代の人たちがどれくらい貯金や投資をしているのか。
これはみなさん、特に同年代の方は気になる話題かと思います。
今回はデータ※を元に20代のお金に関する現状を解説していきます。
細かい部分を覚える必要はありませんが、社会の20代がどのような資産状況なのか大枠は把握しておきましょう。
※元にしたデータ:「家計の金融行動に関する世論調査」→家計の金融行動に関する世論調査|知るぽると
貯金・投資をしている人の割合は?
20代の人が持っている資産を示したグラフを以下に示します。
数字は20代全体のうち何%がその資産を持っているかを表しています。
預貯金が95.3%で一番多く、続いて投資信託が22.7%、株式が18.8%という結果でした。
注目すべき点は預貯金がダントツで1位という点です。
これは資産は口座にそのまま貯金しており、その他の資産運用はしていない人が多いということを示しています。
20代はお金に関する知識も浅いことからまだまだ投資をしている人は少ない印象です。
多くの人が貯金のみで投資をしていない
みんなの合計資産額は?
次に20代の合計資産額を以下のグラフに示します。
資産の種類に関わらず、20代がどれくらいお金を持っているのかが分かります。
結果を見ると、62%の人が100万円未満と回答しており、100万円以上の資産を持っている人は少ないことが分かります。
また、資産額の平均と中央値は以下の通りです。
[回答数701] | 平均値 | 中央値 |
---|---|---|
資産保有額 | 187万円 | 20万円 |
「187万円!?みんなそんなに持ってるの!?」と思った方、ご安心ください。
ここで注目するべきは中央値の20万円です。
中央値は順位がちょうど真ん中の人の資産を示しています。
つまり、中央値が20万円ということは、20代の半分が資産額20万円以下であるということになります。
これは20代の半数以上の方が資産が非常に少ない状態であることを示しています。
20代の多くの人が資産が非常に少ない
貯金額・投資額は?
次に20代の金融商品別の平均保有額を以下に示します。
まずはその金融商品を保有している/していない関係なく全員をカウントしている平均保有額です。
結果としては、最も保有額が大きいのが預貯金で89万円、次に保有額が大きいのが株式で40万円でした。
しかし、最初のデータで見た通り預貯金はほとんどの人が持っているため、額が大きくなるのは当然です。
では、次に保有している人のみをカウントした平均保有額を以下に示します。
このグラフを見ると、株式・投資信託・債券の平均保有額が預貯金よりも多いことが分かります。(赤字部分)
これは株式・投資信託・債券は持っている人の数は少ないものの、1人1人が持っている額は大きいということを示しています。
株式・投資信託・債券は代表的な投資商品です。
お金があるからこれらの資産を持っているのか、これらの資産を持っているからお金が多いのか、どちらが正しいかは分かりません。
しかし資産が多い人は株式・投資信託・債券の3種類も保持していることが多いのは確かでしょう。
資産が多い人は株式・投資信託・債券を持っている人が多い
【まとめ】20代のうちにお金を貯める力・増やす力を身に付けよう
ここまで20代のお金に関する実態を見てきました。
これらから導かれる結論は、お金を貯める力・増やす力を身に付けようということです。
資産が少なく、投資をするのが難しい人はおそらくお金を貯める力が不足しています。
まずは給料の3ヶ月分ほどのお金を貯めることからスタートしましょう。
また、少しはお金に余裕があるが資産運用をしていない人はお金を増やす力を身に付けましょう。
お金は口座に貯金しているだけでは増えませんが、資産運用することで自動でお金を増やしてくれる可能性があります。
まずは証券口座を開設し、少額で良いので投資を始めることをオススメします。
投資は早く始めるほどメリットが大きくなるので、決断はお早めに。
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